 京都、奈良の伝統の融合が創りだす美 「公長斎小菅」と「中川政七商店」 コラボレーションの竹かごバッグ
オリジナルの竹製品を作り続けて100年以上。明治31(1898)年創業、京都の創作竹工芸店「公長斎小菅(こうちょうさいこすが)」の竹かごに、創業1818年の奈良の麻問屋「中川政七商店(なかがわまさしちしょうてん)」の麻布を組み合わせて作り上げた、逸品の竹かごバッグです。
美しさのこだわり。竹をデザインする「公長斎小菅」。
竹の特性であるやわらかさとしなやかさを生かしたかごは、編み物に適した国産の真竹を使用し、「網代」と呼ばれる編み方で編んでいます。網代は丈夫なだけでなく、見た目にも美しい編みです。さらに、その網目を美しくするのが、漆加工である。何度も漆を塗っては布で拭く、ふき漆と呼ばれる技法を用い、独特の艶を出しています。美しさへの手間は細部にまで至ります。いたみやすい角を底のかがりで、ぶつけたり、こすったりしても竹がいたまないようにしています。そして、摩擦を防ぎ、滑りがよく、物の出し入れがしやすいようにかごの内側全てに布を張っています。これらのこだわりがかごをよりいっそう優雅のものへと仕上げています。
機能美を追求したもち手。厳選された布地。
美しさへのこだわり、物作りへのこだわりはバッグの持ち手にも反映されています。持つ人のことを考え、優美なだけではなく、丈夫で切れにくい上に、クッション性があり、手にしっくりなじむように組まれた紐を使用しています。平安時代より伝承される京都紐に根竹をあしらった公長斎小菅オリジナルです。さらに、このかご達に花を添えるのは、奈良の麻問屋、中川政七商店の手紡ぎ、手織りの麻布です。全てが今年の夏の新柄です。
使い込むほどに増す美しさと風合い
竹のしなやかさを活かしたかごは、ソフトで弾力がありますが、強靱です。竹は手で触ってあげることによって、艶が出て、強くなります。愛情を持って使い込んであげることで、栄養を得て、より強く美しくなるのです。使い込むほどに、アンティークのような風合いが出てきます。なにものにも替えがたい、自分だけのバッグとなります。1〜2年で寿命が尽きる竹かごバッグではありませんので、末永くお使いください。修理(有料)についてもお受け致しますので、ご入用の際はお申し付けください。
巾着
布や革などで作った、口をひもで締める小さな袋。昔は金銭・薬などを入れて持ち歩いた。 現在は財布や携帯電話など身の回りのものを入れるバッグとして使われている。 |